人工芝を敷く環境や扱い方次第ではありますが、結論から言うと人工芝にカビは生えることがあります。
とはいえ、必ずカビが生えるわけではありませんのでご安心ください。
今回はなぜカビが生えてしまうのか原因と対策について詳しくお伝えします!
人工芝は、お手入れがしやすい、雑草対策になるなど様々なメリットがありますが、そんな中で気になるのが『カビ』ですよね。
・カビは生えないの?
・ずっと敷いててもカビ臭くならない?
とお悩みの方にぜひご覧いただきたい内容になっています!
人工芝を敷く環境や扱い方次第ではありますが、結論から言うと人工芝にカビは生えることがあります。
とはいえ、必ずカビが生えるわけではありませんのでご安心ください。
今回はなぜカビが生えてしまうのか原因と対策について詳しくお伝えします!
人工芝にカビが生える原因は主に2つです。
・高温多湿
・水はけが悪い地盤
ひとつずつお伝えしていきます。
1つ目の原因は、温度(高温)と水(湿気)です。
カビが発生する要因として、温度、水、栄養、酵素などがあります。そのどれか一つでも抑えることができたら、カビの発生を抑えることができます。
どうしても雨の日や梅雨の時期などは高温多湿になるため、人工芝にカビが生えないかな、と心配になる方も多いのではないかと思います。
ですが、気にする必要はほとんどありません。なぜなら最近の人工芝の多くは、カビが生えないように作られているからです。人工芝の種類にもよりますが、最近の人工芝は、裏面に排水用の穴が空いていて、表面に水が溜まらないように作られているため水はけが良くなっています。
2つ目の原因は、人工芝を敷く場所の地盤の水はけが悪いことです。
1つ目にお伝えした人工芝自体の水はけがよかったとしても、人工芝の土台となる場所の水はけが悪いと、湿気が溜まりやすくなります。
たとえば、入浴後に換気扇を回してなかったり窓を開けていなかった場合、窓の桟(サッシ)や壁にカビが発生しやすくなります。また、雨の日に洗濯物を部屋干しすると、部屋の中がジトジトしませんか。
これらと同じで、湿気が溜まりやすくなるとカビが発生してしまいます。
カビが生えるなら人工芝やめようかな、と思われている方は、これらは簡単に対処できるので、次に人工芝のカビ対策についてお伝えします。
人工芝のカビ対策ポイントは主に4つです。
・水はけのいい人工芝を選ぶこと
・人工芝を敷く場所の水はけを良くすること
・人工芝の施工前に雑草を除去すること
・ある程度のお手入れをすること
ひとつずつお伝えしていきます。
まず1つ目は、水はけのいい人工芝を選ぶことです。
商品や品質によって水はけの良さが変わってきます。人工芝にも種類や特徴があるのでしっかり選んでいきましょう。人工芝専門店の人工芝には裏面に排水用の穴が空いています。この穴のおかげで水はけが良くなるのでカビ対策には効果抜群です!
ホームセンターなどで売られているものは、穴が空いていないものが多いのでよく見極めて確認することが大切です。特に水はけの悪い場所や、コンクリートの上などに施工したい場合は、非常に大事なポイントなので注意して選びましょう。
また人工芝には、長い絨毯のように巻かれているロールタイプと、四角いマット状で一枚ずつ並べて敷くジョイントタイプがあります。この2種類では、ジョイントタイプのほうが水はけが良くなります。しかし、ジョイントタイプのほうが施工費用が高くなるため、広い範囲で人工芝を敷く場合はロールタイプのほうがおすすめです。カビだけでなく人工芝を敷く広さなども考えて形状を選びましょう。
ただ、いろんな種類があるからよく見極めるって難しい、って思いますよね。そこで、まずは人工芝のサンプル請求してみることがお勧めです!ほとんどの会社が無料でサンプル請求できますので、実際にご自身の目で見て、触って、裏面がどうなっているか、水はけがいいかなど確認しましょう。
簡単なチェックポイントは、底の部分に水抜きの穴が空いているか、格子状などで水が流れるようになっているか。ちなみに好みが分かれるところですが、芝葉は短い方が水はけが良くなっていますよ。
※格子状=複数の縦の線と横の線が交差した状態
https://kotobank.jp/word/格子-62140
2つ目は、人工芝の敷く場所の水はけを良くすることです。
水はけのいい人工芝を選んだから大丈夫と安心していませんか?水はけの悪い庭土や水が溜まりやすいところに何の対策もせずに敷くことはおすすめできません!
※水はけの悪い土=湿った状態が長く続いている土(1時間ほどで水が引くかどうか)
まず土の場合、人工芝の施工前にしっかりと庭の土を平らにして均し固めることが大切です。均等にすることで、水溜りや人工芝の沈みを対策することができます。また、平らにし均し固めること以外にも、水はけのい山砂や砂利を敷くことで、水はけを良くすることができます。この山砂や砂利を下地にする場合におすすめなのが、山砂やコンクリートを敷いた再生砂です。
ただ、水はけを良くするために庭を平らにする作業は、斜めになってしまったりデコボコなりやすく、かなり難易度が高く難しいので、これは無理にやろうとせずプロに依頼することを強くおすすめします。
次にコンクリートの場合、人工芝を敷く前に掃除してゴミや砂などを取り除き、デッキブラシなどで擦りながら水洗いもしておきましょう。その後、時間をかけてしっかり乾かし、完全に水が蒸発してから人工芝を敷いていきましょう。
また、マンションなどのベランダであれば、コンクリートの地面であることがほとんどです。賃貸のベランダであれば、あらかじめオーナーや管理会社に施工可能か確認をしておくほうがいいかもしれません。人工芝の設置には接着剤を使うことがあるので、退去時トラブルにならないよう相談しておくことをおすすめします。
3つ目は、人工芝の施工前に雑草除去をしっかりすることです。
プロに頼まれる場合なら心配はご無用ですが、DIYの場合は注意が必要です。なぜなら、人工芝を敷く前に雑草が残っていると、その残った雑草が成長してしまい、人工芝に湿気がこもってしまうからです。
また、雑草は思った以上に繁殖力と生命力が強いのです。土の上から見えないくらい除去したから大丈夫!と思われがちですが、雑草は一株数十万の種子を生産するものや、種子の寿命が長いものまで存在します。
さらに雑草は地面、日光、水さえあれば勝手にどんどん成長します。人工芝を施工する際は、雑草の除去は徹底的に行い、防草シートを貼り、雑草を生えにくくする対策を行いましょう!
※雑草の生命力についてはこちらをご参照ください
https://www.ku-hibino.com/entry/2020/04/12/085058
4つ目は、ある程度のお手入れをすることです。
人工芝だからといって全くお手入れしなくてもいい、と間違った認識をされている方もいらっしゃいます。もちろん雑草対策になるので生えてきませんが、人工芝の上に落ち葉があったり飲食物の食べこぼしなどがあると、人工芝にカビが生える原因の1つ目でも挙げた、カビが発生する要因のひとつ、栄養という点が関係してくるのです。
花瓶に花を活けて水替えなどもせずそのまま放置してカビが生えてきたり、床にジュースなど砂糖を含む飲み物をこぼしてそのままにしておいてベタベタになってしまった経験はありませんか?これらと同じで人工芝も汚れてカビの原因になってしまう可能性があるため、簡単なお手入れが必要です。
落ち葉を竹ぼうきで掃く、飲食物をこぼした部分を水で洗い流す、といった程度で大丈夫。簡単なひと手間だけで、カビ対策だけではなく、人工芝の劣化を防ぐこともできますので、ある程度のお手入れはしましょう!
この記事では、なぜカビが生えてしまうのか、原因と対策をお伝えしてきました。人工芝はカビが生えるから、と諦めてしまうのは非常にもったいないですよ!
最近の人工芝は、水はけが良くなるように作られているものが多いので、土台になる人工芝の施工をする場所の対策が必要になってきます。人工芝は、雑草や汚れなどに注意すれば、簡単にカビ対策ができます。もし不安や心配なことがあったり、難しいなと思われる方は、ぜひプロの専門業者に相談してみることをおすすめします。
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