【人工芝の秘密を知ってから施工しよう】駐車場を人工芝にするメリットとデメリット

人工芝は庭に敷くものだと思っていませんか?
実は庭だけではなく駐車場に敷いている方も多いのです!

今回は駐車場に人工芝を敷くメリットとデメリットをご紹介していきます。
どうしても殺風景になってしまうことが多い駐車場をどうにかしたいとお考えの方にご参考になれば幸いです。

駐車場を人工芝にするメリット

まずは駐車場を人工芝にするメリットをご紹介します。

枯れることなく鮮やかな色を保つことができる

人工芝にする最大のメリットは、年中を通して鮮やかな緑の景観を保つことができるところです。

殺風景な印象になりがちな駐車場に人工芝を取り入れることで、明るくさわやかな印象になり、お住まい全体の雰囲気まで明るくなります。

安らぎ、癒し、穏やかさを与えてくれるグリーンカラー。

愛車でご自宅に戻られた際に、癒しの色が目に入ってくると、心や筋肉の緊張をほぐして疲れを癒やしてくれるのではないでしょうか。

お手入れの手間がかからない

人工芝は天然芝と違って、日々の水やり、定期的な芝刈り、その他にも肥料や除草剤を撒いたり、養生するなどの手間が一切かかりません。

また、日当たりや風通しを気にすることなく、場所を限定せずにどこにでも敷くことができます。さらに、防草シートによって雑草が生えにくくなるため除草作業も必要ありません。

手間をかけず環境も気にせずに放っておける人工芝は、お忙しい方にとっては嬉しいポイントではないでしょうか。

車や靴などが汚れにくい

地面が土や砂利になっている駐車場では、晴れた日は強い風によって土埃が舞い、また雨の日は車への泥はねの原因にもなります。車を汚してしまったり、乗り降りの際に靴や服が汚れてしまったりすると嫌ですよね。

一方、駐車場が人工芝であれば、そういった泥はねなどがなく汚れる心配は軽減されます。

駐車場を人工芝にするデメリット

続いてデメリットをご紹介します。

経年による劣化

人工芝の素材の多くは「プラスチック」なので、太陽の紫外線や気温差などで劣化していきます。これは避けられないのです。

ホームセンターなどで販売されている人工芝は2〜4年、高品質なもので8〜10年程度で張り替えが必要になります。

車の重量やタイヤの摩擦による劣化

近年の人工芝は耐久性が格段にアップしたとはいえ、日常的に車両の重みがかかると、通常よりも劣化が早くなってしまいます。

駐車場で使うときは、車が直接人工芝を踏みつけてしまうと変形したり、壊れてしまう可能性があります。また同じところを何度もタイヤが通ったり、同じ場所に停車していれば、重みによって人工芝ごと地面が沈んでくることもありますので、タイヤの接する部分には人工芝を敷かないほうが良いでしょう。

タイヤの接するところだけはコンクリートや砂利、タイルなどで仕上げて、それ以外のところは人工芝で仕上げると、グリーンとのコントラストがあっておしゃれな見た目になります。

全面的にグリーンを好まれる方は、その部分にだけグリーン系の車両用ゴムマットを敷くのもおすすめです。

熱に弱い

人工芝は熱に弱い特性があります。

摩擦熱で高温になったタイヤで人工芝を踏んでしまうと、その熱によって芝葉が縮れてしまう可能性があります。

また、何度もタイヤが通るとクセがつきやすく、ハンドルを回せばさらに強くクセがついてしまい、せっかくの景観が悪くなってしまいます。

まとめ

この記事では、駐車場に人工芝を敷くメリットとデメリットをご紹介しました。

 

人工芝を敷く場合は一般的に初期費用が天然芝よりも高くなることが多いです。

 

しかし、メリットの項目でも述べたように、人工芝は枯れる心配もなく、

天然芝のように肥料や薬剤、芝刈り機などを用意する必要もありません。

維持費用を含めて長期間でみると、トータルコストは天然芝のほうが高くなる場合も少なくありません。

 

また、人工芝のデメリットとしてプラスチック特有である劣化の問題がありますが、

最近では耐久性に優れた人工芝が多く流通しています。

 

熱に弱いのでタイヤの摩擦熱で高温になってしまうと芝葉が縮れてしまう可能性もあります。

 

タイヤの重みや摩擦に弱いという点に対してもタイヤの接する面には人工芝を敷かずに

コンクリートなど他のもので代用するという手があります。

 

人工芝のデメリットを理解したうえで、対処法をうまく活用することにより、

天然芝を敷くよりも手間がかからず、デザイン性に富んだ素敵な駐車場が手に入るでしょう。

 

人工芝の持つデザインの自由度は天然芝にはない魅力があります。

自分だけの駐車場を人工芝で検討してみてはいかがでしょうか。