次にチェックしたいのが人工芝の裏面のマット部分のコーティングです。
裏面のマット部分のコーティングによって、人工芝の耐久性や、品質は大きく異なり、施工方法も変わって来ます。
一般的なコーティングは【SBR(合成ゴム)】と【PU(ポリウレタン)】の2種類です。
下の写真左側、ザラザラして光沢がないのが【SBR(合成ゴム)】です。 PU(ポリウレタン)と比べて安価で購入しやすいため、世界中でほとんどのシェアを占めています。
一方で、太陽の熱や紫外線、雨の影響によって縮みやすいという欠点があり、PUコーティングの人工芝に比べて耐久性や品質はかなり劣ります。
なかには施工後数か月で10cm以上縮んでしまうこともあるため、施工の際に注意が必要です。
品質にこだわりたい方におすすめなのが、写真右側【PU(ポリウレタン)】でコーティングしている人工芝です。
PUコーティングの特徴は、縮みが少ないこと、耐久性が高いということの2点です。欠点は、SBRに比べてかなり製造コストが高いということです。
施工費用が同じなら、必ずPUコーティングを選びましょう。
もう一点、人工芝の耐久性(特に芝葉の抜け具合)に大きく影響するのが、人工芝を縫い付けてあるマットが『一重か二重か』という点です。
耐久性を考えるなら、断然二重がオススメです。一重の場合は価格こそ安いのですが、厚みがなく、環境の変化による縮みも大きいので、芝葉の抜けが多くなります。