人工芝の長さで何が変わるの?用途別の選び方を紹介します!

人工芝にはさまざまなタイプのものがありますが、長さによっておすすめの使用用途が異なります。
どのくらいの長さの人工芝があるのか、長さによってどのような特徴があるのか、どんな用途に合うのかを解説していきます。

人工芝の長さは大きく分けて2種類

芝の長さをチェックする時は「パイル」と記載されている部分を確認して、好みのものを選びましょう。
パイルとは、人工芝の葉の部分のことです。パイル長(芝の長さ)やパイル幅(芝の太さ)の違いで、歩いた時の感触や使用感が大きく変わるため、何を目的にしているかによって人工芝を使い分けることが大切です。

ロングパイル

ロングパイルと呼ばれる人工芝の長さは、一般的に50~70mmです。
芝の中にクッション材を含んでおり、サッカーやフットサルといったスポーツに使用されることがほとんどです。
パイル長が長いので、家庭での使用にはあまり向いていません。

しかし、クッション性がとても高い人工芝なので、感触も天然芝に近く、歩き心地が柔らかくなっています。
見た目もとても自然なので天然芝のような自然さを追求したい場合は、より天然芝に近いロングパイルを選択するのがおすすめです。

ショートパイル

ショートパイルの人工芝の長さは、一般的に20~45mmです。
クッション材が含まれていないため、ロングパイルに比べてクッション性は低くなりますが、熱がこもりにくいため夏でも快適に上を歩くことができます。
小さなお子様が寝転んだり、ペットが遊んだりする場合はショートパイルがおすすめです。

「ショートパイルを購入したいがクッション性もほしい」という方向けに、クッション性を高めたショートパイルの人工芝もあります。

人工芝を選ぶ時の3つのポイント

1. 予算に合った人工芝を選ぶ

人工芝は敷く範囲によって費用が変わります。狭い範囲に敷くのであれば、値段の高い人工芝を選択しても予算内に収まるかもしれませんが、広範囲に敷くと安価な人工芝でも費用が高くなりがちです。
どのくらいの大きさの人工芝を敷く必要があるのか、予算内に収めるためにはどの価格帯の人工芝を選ぶべきかを事前に計算しておきましょう。

2. 用途に合った人工芝を選ぶ

芝の形状やパイル長によって、触り心地や見た目が異なるため、人工芝を選ぶ際にはどんな用途で使うのかを確認することが大切です。

例えば、素敵なお庭を作るために人工芝を敷きたいのであれば「見た目が好みのもの」、お子さまがボール遊びをするスペースづくりがしたいのであれば「ボールが滑りやすいもの」、ベランダに敷くのであれば「水はけがよいもの」というように、シーンや用途によってぴったりの人工芝は違います。

どんな目的で人工芝を使いたいのかを考えて、商品を絞り込んでいきましょう。

3. 芝の形状や全体の見た目で人工芝を選ぶ

人工芝は芝のカット方法にも商品ごとに特色があります。
芝の太さや形状が違えば、もちろん見た目や触り心地も異なります。
人工芝は一度敷けば7~10年ほど使用できますので「触り心地や見た目が自分の理想に近いかどうか」に重点を置いて選ぶことも大切です。

芝丈20mm以下の人工芝

お庭でパターゴルフなどを楽しみたい場合、ボールがスムーズに転がる20mm以下の長さがおすすめです。
手入れが楽な人工芝ですが、中でも毛足の短い20mmは芝の倒れも気にならずお手入れも簡単です。
短い丈の人工芝はクッションが性が低いので激しい運動目的には不向きです。
サッカーなどのスポーツを楽しみたい場合は競技用の人工芝もあるますので、そちらがおすすめです。

芝丈30mm、35mmの人工芝

30mmや35mmは見た目とクッション性のバランスが良く、耐衝撃性があります。
お子さまが遊んでも安心できますので、お庭だけではなく子供部屋にも人気の人工芝です。

また、ペットの足腰にも負担がかからないので、ドッグランなどにも30㎜~35㎜の丈がおすすめです。

芝丈40mm以上の人工芝

長い毛足の人工芝はふわふわの感触で、天然芝では味わえない高級感を楽しめる人工芝です。
お庭だけではなく、室内やベランダに敷いても快適で贅沢な空間づくりにもおすすめです。
クッション性もあるので寝転んで過ごしたり、くつろぐお庭づくりに最適です。

用途に合わせて選ぼう!おすすめの人工芝6選

お庭をペットの遊び場にしたい方に!

ペットをお庭で自由に遊ばせたいと考えている方には、ペットがストレスなく遊べるように、自然に近いパイル長の人工芝がおすすめです。

子どもが裸足で遊べるお庭にしたい方に!

まるで外で遊んでいるような気分を味わえる人工芝は、お子様にも人気です。
お子様が遊ぶ場所に敷く時は、何よりも安全性を重視して選ぶようにしましょう。

ベランダやバルコニーをお庭のようにしたい方に!

お庭がないご家庭でも、ベランダやバルコニーに人工芝を敷くだけで明るい空間に早変わりします。
ベランダやバルコニーに敷く場合は、お手入れがしやすく、素足でも心地よく歩けるように短めのパイル長を選択するのがおすすめです。

ガーデニングを楽しみたい方に!

お庭でガーデニングを楽しむなら、より天然芝に近い見た目の人工芝が最適です。
しかし、パイル長が長すぎると土や落ち葉の掃除が大変になってしまう場合がありますのでメリットとデメリットを考慮した上で、適切な長さのものを選びましょう。

子供部屋やリビングに遊び場を作りたい方に!

人工芝は天然芝と違い、室内に敷くことも可能です。
子供部屋やリビングの全面、または一部に人工芝を敷き、遊び場や運動スペースにするのもおすすめです。

玄関アプローチやベランダでの安全対策に!

雨が降った時、玄関前やベランダで足を滑らせてしまった経験はありませんか?
転倒によるケガのリスクを減らす対策として、滑りやすい玄関アプローチやベランダに人工芝を敷くのもひとつの方法です。

人工芝のお手入れとメンテナンス方法

人工芝のお手入れ方法はとても簡単です。
落ち葉や土、砂で汚れてしまった場合はほうきで掃いて塵を取り除きましょう。
落ちない汚れはデッキブラシなどで軽くこすって水で流すだけです。

また人工芝を長持ちさせたい場合は、重たいものを置かないように気をつけましょう。

人工芝の選び方のポイント・まとめ

人工芝は種類が豊富で、選ぶのに迷ってしまうかもしれません。
その中でも、触り心地や見た目を大きく左右するパイル長は、じっくりと検討するようにしましょう。
今回ご紹介した選び方や特徴を参考に、理想のお庭に合った人工芝を探してみてはいかがでしょうか。